Windowsのストレージ制限について

2020年2月9日ソフトウェア,コンピュータ関係

現在の Windows にはストレージの上限に関する制限が2つあります。
いずれも2TB以上の場合に抵触します。

MBR (マスターブートレコード)の制限

MBR とは「このデータはHDDのここに収まってるよー」という HDD の住所録のようなものですが、上限が 1 パーティションあたり 2TB となっており、それを超えるパーティションを作ることはできません。

抜け道として、セクタサイズを大きくすることで回避可能です。標準の 512 バイトから例えば 1024 バイトと倍にすると、上限も倍の 4TB に増えます。ただし市販のパーティションコピーツールが使えなくなったり、ディスクの使用効率が悪くなるといったデメリットがあります。

あとは 64bit OS であれば GPT ディスクにする方法もあります。
Windows XP 32bit の場合、GPT ディスクの作成はできませんが、既にある GPT ディスクを使用することはできます。ただし起動ディスクにはできません。

CDB に関する制限

OSが16バイトCDBに対応していない場合、物理ディスクの 2TB を超える部分を認識できません。

現在16バイトCDBに対応する Windows OS は、Vista以降(32bitもOK)全般と XP x64、あと一部のサーバ系のみです。非対応のOSでは回避策はありません。