Intel i9-12900Tの省電力性に感動したお話
Intel第12世代CPU大人気ですね。私も「i9-12900Tが出たら買う」と事ある毎に言っておりましたが、それが耳に入ったのか、とある方から譲っていただきました。
Intel CPUの末尾のアルファベットはモデルを示してまして、例えばKはオーバークロック倍率が可変であるなどの特徴があります。Tはというとは性能が劣る代わりに省電力なモデルで、ざっくり性能15%減・消費電力50%減になります。
さっそく組んでみました。構成は以下の通り。
- CPU : Intel i9-12900T
- クーラー : Noctua NH-P1 パッシブ
- MB : H670 (チップセット)
- ケースファン : (前面) 140mm*2、(背面) 120mm*1
- ストレージ : Intel Optane SSD 900P
- ケース : Fractal Design Define 7 Compact
いわゆる窒息ケースですが、吸気過多にして正圧寄りにしています。これで使用感を見ていきましょう。
CPU-Z ベンチマーク
Ryzen 9 5950X にシングルスレッドで勝り、マルチスレッドで劣っています。ただ消費電力が倍ほど違うのでこれをどう見るかで評価が分かれそうです。もう少し具体的な使用感を見ていきましょう。
HWMonitor 平時
Webブラウズ程度の軽い作業をしている時の値です。この時の室温は23度ほどですが、パッシブクーラーながら34度程度にしかなっていません。この状態だとケースファンも最低速で動作するためほぼ無音です。
では、高負荷時はどうでしょう?
HWMonitor 高負荷時
prime95をBlendで回してみました。ケースファンが唸りを上げ始め、タスクマネージャーが楽しい事になります。
以下は開始から10分後の状態です。CPU温度は1分ほどで80度になった後は緩やかに上昇し、5分ほどで90度に。以後90から95度の間をうろうろしておりました。MAX99度は目視できなかったので本当に一瞬だと思います。アクティブクーラーを使えばMax値を維持できそうですが、パッシブクーラーでも十分ですね。
ちなみに、Prime95を停止すれば30秒ほどで40度近くまで低下します。
これだけ低発熱・省電力だと静音性を高められるので、普段使いに良いですね。どうでしょう興味湧いてきませんか?