Deskstar 7K1000.B とSSDの雑感
HGSTより Deskstar 7K1000.B が発表されました。
375GBプラッタ・16MBキャッシュ・7200rpm で、データ転送速度は WD Cavair Black より速い1388Mbps(173.5MB/s)。消費電力5.2W、騒音27デシベル(いずれも1TBモデル・アイドル時)とかなり良さげです。
既に出荷されているとの事で、間もなく店頭で見られるのではと思います。争奪戦は固そうですの。
7K1000.B | WD1001FALS | |
---|---|---|
1プラッタの容量 | 375GB | 334GB |
キャッシュ | 16MB | 32MB |
回転数(rpm) | 7200 | 7200 |
内部転送速度(MB/s) | 173.5 | 145 |
消費電力(W) ※アイドル時 |
5.2 | 7.8 |
騒音(デシベル) ※アイドル時 |
27 | 24 |
ちなみに連続稼動用モデル E7K1000.B も出るみたいです。
こちらは32MBキャッシュでローテーション・バイブレーション・セーフガード(複数台搭載時の振動による速度低下を抑える機能)を搭載していますが、値段もたぶん5割増くらいになってしまうかと。需要としてはどうでしょう。
安くて高速なSSDが話題になってますね。
MLCも書込速度が早くなり、いよいよ手の届くところに来た感じです。
ただ、SSDは特性上、書き込みが頻繁に行われる用途には向かない点に注意しなければなりません。
例えばWebブラウザのキャッシュは凄まじいR/Wを発生させ、SSDの寿命を劇的に低下させるといわれています。SSDがデスクトップ用途で採用されない大きな理由の一つです。
個人的にはSSDはモバイルPCやアプリケーションサーバに向いており、デスクトップにはもう何世代か必要かなと思うのですがいかがでしょう?