マイコンソフトの NC-500N1/DVI が RINGEDGE に対応したことを受け、ボーダーブレイク録画2号機を作成しましたので、作り方やその過程でわかった筐体の仕様をまとめてみます。
長文となりますが、設定自体は非常に簡単です。参考になれば幸いです。
※2013/2/7追記: これまでの稼働実績に基づき、記事を修正しました。今後も修正して参ります。
【ボーダーブレイク筐体の出力仕様】
・映像出力は DVI-I 29pin
・解像度は 1024×600 (WSVGA)
・音声出力はステレオミニ
映像はアナログしか出ていないようで、DVI-D 24pin や DVI to HDMI ケーブルでは信号が得られません。
※DVI-Dでも可能との情報もあり。筐体による?
DVI-I ケーブルが手に入らない場合は DVI-I to VGA と VGA-DVI 変換コネクタでの代用も可能です。(後者は NC-500N1/DVI に付属します)
2つあるステレオミニジャックは筐体スピーカーとイヤホンジャックに使われている為、どちらかを分岐して録画機に繋ぎます。音量はPC側で容易に調整可能です。
・Donyaダイレクト DVIディスプレイケーブル (DVI-I 29ピン)(1.8m) PC180-DVIM-DVIM
・ELECOM iPod用モバイルオーディオケーブル IPC-AS/BK
※ NC-500N1/DVI 以外の録画機材に接続する場合は、特殊なケーブルが必要かも知れません。そんなときはここオススメ→ エコマート卯月
【ハードウェア】
・OS: Windows 7 Home Premium 32bit
・CPU: INTEL Xeon E3-1225 v2 (i5相当)
・MEM: 4GB
・HDD: SSD 64GB (起動用) + HDD 500GB (録画用)
・キャプチャーボード: NC500-N1/DVI
OSのバージョンは 32bit が無難です。
(マルチメディア系ソフトは 64bit 対応がまだまだ足りてないです…)
CPU はキャプチャボードが推奨する INTEL 製にします。
どのくらいのパワーがいるかはコーデックによりますが、ボーダブレイクを録画・配信する程度なら i3 で十分です。
メモリは32bitOSの上限である4GB積みましょう。
起動ディスクにSSDを用いるのは、電源断に強く、体感速度がHDDとは桁違いに早い為です。安物で良いので採用するべきでしょう。(最低64GB)
ビデオカードはオンボードで十分です。
他に注意点として、録画データの持ち帰り方法を考えておく必要があります。
1ファイル1GB程度になりますから、USBメモリを使えるようにすると良いでしょう。USB3.0 がついているマザーボードか、ない場合は同様のカード増設を検討すると吉です。
【筐体と録画機の接続】
まず、筐体前面左側のパネルを開けます。
DVI-Iポートが1つ空いていますので、そこにDVI-Iケーブルを接続します。
音声ステレオミニポートは2つありますが既に使われていますので、一方を外して分岐ケーブルを接続し、一方を録画機のライン入力に接続します。
※画像では「マイク入力」となっていますが、正しくはライン入力です。
なお、DVI-I ケーブルを筐体電源投入後に接続した場合は、筐体を再起動する必要があります。
(筐体の電源投入時に接続していなかったポートからは、信号が出力されない)
【ソフトウェア】
・録画ソフト: アマレコTV Live アマミキ!
・配信ソフト: Flash Media Live Encoder
・コーデック: DivX
録画・配信いずれの場合も、アマレコTVは必須です。
Flase Media Live Encoder (以下、FMLE) は配信時のみ必要です。
コーデックは録画時のみ必要です。アマレコTVは任意のコーデックが使用できますが、今回は DivX を使っていきます。
アマレコTVは解凍後、好きな場所に置いてください。
ただしCドライブの Windows や Program Files に置いてはいけません(Windows 7 の仕様上、これらの場所に置くと設定情報が保持できません)。例えばCドライブの直下にフォルダを作り、そこに置くと良いでしょう。
●アマレコTVの設定
amarecTV.exe を実行するとダイアログが表示されますので、Shift を押しながら [OK] を押下。
設定画面が表示されたら、まず左下の [ヘルプ] を押下しましょう。これで起動時にダイアログが出なくなります。
・[全般] タブ
[保存先]: (HDDドライブを選択)
[ファイル名]: (動画ファイルの先頭に付ける文字を指定)
※実際のファイル名は、指定の文字の後ろに日時がついたものとなります(例:BB_(20120917-0830).avi)

・[グラフ1(デバイス)]タブ
[ビデオキャプチャデバイス]: SA7160PCI, Analog 01 Capture
※上記選択後、[デバイス設定] を押下し「DVI-A」を選択してください。(これをしないと画面が表示されません)
[オーディオキャプチャデバイス]: 筐体に接続したステレオミニプラグポートを選択。その右隣は何も選択しなくてOKです。

・[グラフ3(ライブ)]タブ
ここは配信を行う場合のみ設定します。
アマレコTVのフォルダ内にある live_setup.exe をインストールし、アマレコTVを再起動すると、 [ライブ機能を使う] がチェックできるようになります。
設定は配信サイトによって異なるので、いろいろお試しください。

・[録画設定]タブ
ここは録画を行う場合のみ設定します。
[フレームレートの目安]: 60
[ビデオ圧縮] は「コーデック(いろいろ)」を選択した上で [更新] を押下すると、任意のコーデックを選択できます。今回は「DIVX」を選択し、その右の [設定] を押下します。

・DivX設定
ここはCPUパワーとの相談になり、実際に録画しては Drop (コマ落ち) が無くなるまで調整を繰り返す事となります。根気がいりますが頑張りましょう。
メインタブは、下記のように選択します。
Pro (有料版) でない場合はこの画面のとおり選択し、録画時に Drop するようならば [エンコーディングプリセット] を一つずつ左にずらしていきます。

コーデックタブは Pro 版のみ設定可能です。
[エンコーディングモード] は CPU パワーに応じて設定します。
他は下図のとおり設定すれば良いでしょう。

・[高度な設定]タブ
ここは基本的に弄るところありません。
SC500で色ずれ云々は、RINGEDGEでは関係ありません。
アロケータ(音ずれ補正)のみ、環境に応じて設定しましょう。

以上でボーダーブレイクがキャプチャーできるはずです。
[OK] を押してプレビュー画面にボダブレが映ったら、まずはおめでとうございます。
あとは録画しながら音量を調整してみてください。
PC側の「マイク入力」の音量を変えながら、音割れがしないところを見付けてくださいね。
● Flash Media Live Encoder の設定
FMLE は生配信をする為のツールです。
ツールの設定の前に、まず「どのサイトで配信するか」を決めましょう。
ニコニコ動画でも Ustream でも良いのですが、今回は Twitch.tv での配信として進めます。
…設定はこちらを見てください。とても詳しいのでぜひ。
Twitch.tvでのゲーム配信方法 基本編
設定できました?できましたよね。すごく詳しい設定感謝です。
一応、私の方での設定は下図のとおり。参考までにどうぞ。

[Start] ボタンを押すと配信が開始されます。
あとはURLを宣伝するだけです。串カツ亭の中の人とかにタレ込むといいかも。
【運用について】
この録画機、自分だけが使うものであれば以上で良いのですが、ゲームセンターに設置して皆で使う場合には他にも検討すべき事があります。例えばこんな感じ。
・開店時、誰が電源を入れる?
・誰が配信をスタートさせる?
・データの持ち運びはどうする?
・閉店時、誰が電源を落とす?
皆が皆、パソコンに詳しいわけではありません。
また、店員さんに負荷をかける運用も決して良いものではありません。
どうすれば良いかをこの先で触れていきます。
( 現在、安定稼働の為の調整をしながら運用しており、まとまり次第追記していきます)
●生配信(twitch.tv)
http://ja.twitch.tv/cla_chan/
●キャプチャーサンプル

ニコニコ動画が再生できない・表示がおかしい方は以下をお試しください。
A) URLの後ろに「?eco=1」をつける。
いわゆる強制エコノミーモードです。画質は粗くなります。
B) 動画の上で右クリックし、[設定] を選択。ハードウェアアクセラレートを無効にする。

